全国的な大寒波と大雪で騒然としていた土日が過ぎて、今朝は落ち着いた空模様となりました。積もった雪も湿り気をもって、溶け始めています。
湖面にはコハクチョウ達がかなりの群れで休んでいます、ヒシクイが編隊を組んで飛び立っていきます。マガンもいます。急に雪が降ったり、寒波で湖面が凍結したりすると、ハクチョウやガン類が佐潟に集まってくるようです。
葦原からは時折オオジュリンが飛び立ちひらひらと飛んでいきます。木道わきの低木をエナガ、シジュウカラが移動していき、モズが何かを見つけて梢から飛び降りていきます。
水路のコウノトリに挨拶をした後、観察舎に上がってカモやハクチョウを見ていると「あ、ハクガン・・いや・・・ハイチュウだ!」という声、あわててみると白っぽい鳥が滑空して視野から消えました。
ハイイロチュウヒのオスです。めったに見られない今日の鳥見のハイライトでした。
その後、倒れた竹をよけ、積もった雪を踏みながら、すすみました。シロハラがあちこちで元気に声を出しています。天気は良いのですが、あまりたくさんの小鳥はいないという印象。
ところが、センターで鳥見あわせをしてみたら54種類。これは大寒波の恩恵か?
寒かったけれど楽しい冬の鳥見でした。
確認鳥種54種
カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、
コハクチョウ、オシドリ、マガモ、コガモ、トモエガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、
スズガモ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、オオタカ、ノスリ、ハイイロチュウヒ(♂)チュウヒ、
キジ、オオバン、タシギ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、
ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、
アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ミヤマガラス、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、コウノトリ。